「汚部屋脱出」パート2 陥った『原因』

A子さん20代後半。ぽっちゃり型のかわいらしい方です。清潔感のある装いで、とてもゴミ屋敷ならぬ汚部屋病だとは想像もできませんでした。A子さんのお話をお聞きしながら、片づけられない・捨てられない問題点と克服までの道のりについてお話してまいります。

前回のお話「片づけられない・捨てられないという病とは?」

「ただモノを捨てられないのか、それともゴミを捨てるという行為が面倒なのか。ゴミの捨て方がわからないんです。分別しなくてはいけないんですよね。不燃ごみと可燃ごみの区別がづきません」私のところへご相談が飛び込んできました。

「家族」から見えてきたこと

「汚部屋病」それも重症タイプさんは意外と女性に多いんです。小さい頃にさかのぼると原因が見えてくることも多い。過去に私がご相談をいただいたケースでは100%でした。

A子さんは

「父、母、祖父母、弟。6人家族です。父親は穏やかな人で怒っているところをみたことがありません。母にすれば優柔不断で頼りない夫。のらりくらりとかわす態度にいつもイラだっていました。

母は娘の私が云うのもなんですが、スーパーマザーです。料理の腕はプロ級、和裁、洋裁、着付けに生花。本当になんでも出来る。

私はというと悲しいくらいに似なかった。どちらかと云うと父親似。何をやってもうまくできず。情けないくらいに不器用です。

弟はその逆。なんでも器用にこなし勉強も出来る。部屋は常に整理整頓されていて、散らかっていたのを見たことがありません。

祖父母は優しいです。物心ついてから怒られた経験はありません。ただここ数年は食事も別でした。数日顔を合わせないということも多かったですね」

・・・・お話はつづきます。

家族のことをまとめてみると

父・祖父母は穏やか
母・スーパーマザー、どうやら過保護(自分がやった方が早いと先回りして何でもやってしまうタイプ)
弟・母に似てなんでも出来る。

出来のいい弟と不器用な姉。両親の仲は決して悪いわけではなさそうですが、母親はいつもイラだっている。

汚部屋病重症タイプさんはA子さんのように、出来る上に過保護な母親に育てられたケースが少なくありません。また厳格、口うるさいといったご両親の元で育ったという方も。

 

決して本人のせいではありません。心の病気のひとつなんです。これを読んで下さっているあなた自身がそうであったり、周囲の方にいらっしゃったりしても、決して「片づけられない」ことを責めないようにしましょうね。ゆっくり心をほぐし、寄り添い理解してくれる誰かが必要です。

パート3へ続く