A子さん20代後半。ぽっちゃり型のかわいらしい方です。清潔感のある装いで、とても「片付けられない症候群」だとは想像もできませんでした。A子さんのお話をお聞きしながら、片づけられない問題点と克服までの道のりを8回シリーズパート5
『前回のお話』
「汚部屋脱出」パート4『カミングアウト』
「実例」汚部屋脱出!意を決して先輩に打ち明けたAさんでしたが…「かたづけられない、捨てられない」お話から探る。実例から解決のヒントをみつけるシリーズ「汚部屋編」パート4
「汚部屋脱出」パート4『カミングアウト』
はじめての方は1回目からぜひ↓
「汚部屋脱出」A子さんの悲鳴
「実例」汚部屋脱出!片づけられない・捨てられない。それも重症タイプのA子さんが自分の問題と向き合い、挫折をくりかえしながら解決への道を切り開き始めた様子にフォーカスしてまいります。
「パニック」
ピンチです!管理の方から注意されてしまったんです。近所の方から悪臭がするとクレームが入ったとの事でした。
「どうしたらいいのでしょうか?もう、誰かと顔を合わせるのが恐くて。仕事に行くのを1時間早めました。その方が誰かと廊下ですれ違う可能性が低いんです。
でも、ドキドキして、心臓が破裂しそうで。駅につくとしばらく動けなくなります。
どうしよう…どうしたら…急いで片づけなきゃいけないのはわかっているけど、どこから、いったい何から始めればいいのかわかりません」
泣きじゃくるA子さんが落ち着くのを待って、解決する方法を提案していきました。
相談を受ける事ってありますよね。
そんな時どんなアドバイスをしたら良いのか悩んでしまうものです。
今日は趣向を変え、相談された立場だったら?という視点で考えていきましょう。
決断は本人
ここで大切なのは何をするかはあくまでもA子さん本人が決めるというコトです。
「こうしたらどうかな」「これはどうかな」「こんな方法もあるよ」と。決断は本人にまかせます。
もしもあなたが相談された側になったら
Aさんは今’パニック’に陥っています。こんな時相談された側は’でん’と構え「大丈夫よ、方法はいくつかあるわ。それに必ず解決するんだから大丈夫」
心の中でエールを送りながら話すとお相手は落ち着きます。アドバイスは提案式がお勧めです。
Aさんは少しづつ落ち着きを取り戻していきました。お話しながら次にやるべきことを自分で決めたんです。
誰にも必要とされていないだなんて思わないでね。あなたを必要とする人は必ずいます。
まだあなたのそばへたどり着いていないだけです。勇気を出して解決へと小さな1歩を踏み出しましょうね。
ゆっくりでいいんです。少しづつ、少しづつ。