「汚部屋脱出」パート6『行動を起こす』

A子さん20代後半。ぽっちゃり型のかわいらしい方です。清潔感のある装いで、とても「片付けられない症候群」だとは想像もできませんでした。A子さんのお話をお聞きしながら、片づけられない問題点と克服までの道のりを8回に分けてお届けいたします

 

『前回のお話』

かたづけられない、捨てられない『パニック』

「あの部屋からの悪臭がひどい」住民からクレーム。管理組合を巻き込んで騒動に。パニックに陥ったA子さんでしたが・・・

はじめての方は1回目からぜひ↓

もう逃げられない

A子さんはひとしきり泣きじゃくり、スッキリしたようです。「もう逃げられない」覚悟を決めたようです。凛としたお顔で「何から手をつければいいのか一緒に考えてください」と。

すごいです。さっきまでパニックに陥っていたのA子さんとはまるで別人。「カミングアウト」をした事で強くなったんですね。

期限は2週間

A子さんにいくつか提案することにしました。

  • 家族の誰かに来てもらい手伝ってもらえるか聞いてみる
  • Fさんにもう一度話し助けを求める
  • これから作成するリストを見ながら1人でやってみる
  • 業者さんに依頼する

この提案を聞いたA子さんは

「家族に頼むのは絶対にイヤです。特に母には知られたくない。ひとり暮らしをすると決めた時にもさんざん言われたんです。部屋の片付けも出来ないくせに1人で暮らせるわけないじゃないと」

「今の状況を知られたら絶対に言われます。ほらみたことかって。イヤです。だからひとりでやってみます」

そう言ってリストを一緒に作成しました。そのリストを握りしめセッションルームをあとにするA子さんの背中から、強い決心を感じさせる赤いオーラが輝いていました。「ああ、きっと大丈夫!頑張れA子さん!」

1週間後A子さんからの電話

「2日間ゴミと戦いました。ものすごい数のコンビニやスーパーの袋の中から頑張ってリスト通りに不燃ごみを分けて。でも…大きなゴミの山ができてしまって。リストもなくしてしまいました」

「床がちらっと見えたんです。フローリングの。ベトベトで確か最初は白かったと思うんですが、茶色く汚くて。見たくないからゴミ袋で隠しました。ええ、分別したゴミを入れた袋です」

そう言ってまた泣き出してしまいました。

期限は残り1週間いったいどうなってしまうのでしょうか?次回「勇気を出してもう一度」をお届けいたします。