こんにちは、小鳥遊明美です。
煩悩という言葉はお聞きなったことがあると思います。
108つ突く除夜の鐘。
煩悩祓いには最強と言われていますよね。
実際に108つ存在するのだそうです。
びっくり。
人間の感情が複雑なのはわかります。
けれど108つも良くない感情があるなんて!
煩悩とは 引き寄せに邪魔になるのはどんな邪気?
邪気には、さまざまな種類があります。
人から受けるものもあれば、口から入ってくるものもある。
運を台無しに。
煩悩とはどんな邪気でしょうか
〘仏〙 人間の心身の苦しみを生みだす精神のはたらき。肉体や心の欲望、他者への怒り、仮の実在への執着など。「三毒」「九十八随眠」「百八煩悩」「八万四千煩悩」などと分類され、これらを仏道の修行によって消滅させることによって悟りを開く。染ぜん。漏。結。暴流ぼる。使。塵労。随眠。垢。大辞林 第三版の解説 出典コトバンク出典コトバンク
難しい感じがしますが、要は「自分を苦しめる気持ち」のことです。
除夜の鐘を1つ打つたび、1つ煩悩を消す。
多くの煩悩が実際に自分の中にあるのかと思うと、ちょっと恐ろしくなってきます。
三毒とは
煩悩の中で最もやっかいだと言われているのがこの「三毒」です。
108つの「煩悩」の土台であると言われています。
- 貪(とん)
- 瞋(しん)
- 愚痴(ぐ)
ひとつづつ、見ていきましょう。
貪
貪欲のことです。
終わりのない欲望のことですね。
底なしの欲。
お金に執着している人を思い浮かべると、想像しやすいかしら。
他にも、地位や名誉といった事もありがちですね。
「もの」「人」「事」なんでも欲しい
なんでも手にしたいとうい欲望ですね。
瞋
難しい漢字です。
「しん」と読みます。
これは怒りの感情です。
思い通りにならない時
何か意に沿わない時
引き寄せ、幸せという観点からみると「喜怒哀楽」の中で最もやっかいかなと。
一瞬で「氣」を病んでしまいますから。
そこそこの怒りの感情は、エネルギーになるという考え方もあります。
でもどうなのかしら。
あくまで私個人の見解ですが、施術をしてきた経験から見ると、百害あって一利なしです。
確かに一時期は良い状態になることもあります。
「ヨシ、やってやるぞ」のように。
ただ、この時すでに肝臓はダメージを受けています。
怒りのエネルギーだけで自分を引っ張って行こうとすると、体の方に限界が生じるという状態をたくさんみてきました。
怒りはできれば感じたくないエネルギーです。
痴
愚痴のことです。
愚痴には、どこか「うらやましい」気持ちが根底に隠れている事が多いようです。
また、自分の意見を通したい、自分が正しいという正義感の場合もありますね。
そこまではっきり意識していなくても、他人と比べていたり。
愚痴は言霊のエネルギーとしては最悪です。
口から出た言葉は旅をしながら育ちます。
最後は自分の元へ、数倍の大きさに成長し戻ってくる。
想像してみてください。
こんな引き寄せは嫌ですよね。
気をつけなくちゃです。
六大煩悩
三毒に続く3つの強力な煩悩です。
慢
慢心のことです。
おごりの気持ちですね。
傲慢や怠惰も慢心です。
ちょっとほめられたりすると、とても気分がよくなる
すると、ふつふつと湧いてくる。
いい気になるとキケンですね。
いい気になるとは、良い気分になることを言いますが、「良気」と呼ぶ良いエネルギーとはかけ離れています。
発生した時には、そのエネルギーは確かに「良い気」です。
ところが、気をつけないと「いい気分」はいつの間にか「いい気」に変化します。
「いい気になってる」のあの感じです。
なかなかやっかいな感情です。
疑
人を疑う心です。
疑うという行為には、災いを避けるという守りの機能もあります。
なのですべてがすべて、悪い事というわけではないと思います。
が、問題になるのはそこに「妬み」があるかどうかなのです。
嫉妬心があるととたんに「邪氣」へと変化します。
感情って難しいですね。
悪見
仏教に反する考え方のことを指しています。
ピンと来ないかも知れませんが、見解が
簡単に言うと、間違った思い込みのことです。
極端な考え方もそうですね。
人として正しくないことも悪見のひとつと考えます。
引き寄せの邪魔にならないように
6つの煩悩を頭に叩き込み、感情が崩れた時にはできるだけ早く抜け出すように心がけましょう。
人間ですもの、煩悩があってあたりまえ。
時には強く出てしまうことがあるのは仕方ありません。
できるだけ早く、良い感じに戻ること。
それが引き寄せの達人への近道です!