【2024年】土用とは?1年の中で最も運を左右する注意すべき時

23年アドバイザーを務めてきて思うこと。
それは「土用を制した者は運をつかむ」です。

土用とは?1年の中で最も運を左右する大事な期間


運を安定させたいのなら土用を上手く乗り切るに限ります!

土用とは?

古来中国から伝わった陰陽五行説では、すべての事象を木・火・土・金・水の5つに分類して世界を考えます。五行説ではは「木気」は「火気」は「金気」は「水気」と割り当てていました。しかし、これでは五行説の重要な構成要素の「土気」がどこにも分類されないことになります。そこで、季節の変わり目である立春・立夏・立秋・立冬の前18日間を「土気」に分類し「土用」と呼ぶようになったようです。出典:日本文化いろは辞典

土用とは季節と季節の間にある18日間です

2024年の土用は以下のとおりです。

  • 冬土用:2024年1月18日~2月3日
  • 春土用:2024年4月16日~5月4日
  • 夏土用:2024年7月19日~8月6日
  • 秋土用:2024年10月20日~11月6日 

間日も記載しておきますね。※間日については後半参照

  • 冬土用:1/18・27・28・30
  • 春土用:4/23・24・27
  • 夏土用:7/19・26・27・31
  • 秋土用:10/22・24・26・11/3・11/5

季節と五行の関係が土用の重要ポイントです!

  • 春は木気
  • 夏は火気
  • 秋は金気
  • 冬は水気

土用は「土気」です。

「土」のエネルギーにはどんな力がある?

まさに「大地の力」ですね。

グラウンディング力という言葉を耳にしたことはあるでしょうか?
どっしり踏ん張る力です。

運命に安定感をもたらします。
成功には欠かせない力ですね。

いわば土用の期間は、それぞれの季節の五行に土が覆いかぶさる(邪魔をする)期間。
想像してみると、色々制限や問題が起こる理由が見えてくるような気がします。

土用は私たちの運命の土台ともなる足元に磨きをかけ、これからやってくる季節仕様に調整。大事な運を左右する期間です!

肌で感じる感覚が土用を紐解く鍵となる

  • 春は草木が芽吹き
  • 夏は燃え盛る火のごとく
  • 秋は空気が澄みわたる実りの季節
  • 冬は冷たく氷つく

季節が移り変わる時、感じる感覚。
同じように私たちの運命に影響を及ぼします。

春から夏への移り変わり。
どんな感じでしょうか?

梅雨。ジトジト湿度も高い。
憂鬱な気分になる事も多いですよね。

では夏から秋へと移り変わる時には?
続く長雨は梅雨時とは打って変わり冷たいです。

涼しさにほっとしつつも、どこか物悲しかったり。

季節により、私たちが受取る感覚も変わります。
コレ、実は運の流れも同じなんです。

  • 春から夏にかけ「運の成長期」を迎え
  • 夏から秋にかけ「運の上昇期」に入る
  • 秋から冬にかけ「運の育成期」を迎え
  • 冬から春にかけ「運の維持期」となる

その間、間に「土用」がやってくる。

目標や人生計画にもこのサイクルを利用すると上手く行きます!

続いて見逃せないのが神さまとの関係です。

土用と神さまの関係


土用とは「土旺用事」という言葉が省略された名称です。
中国では用事とは権力を握るという意味があるそうです。

「土旺用事とは土(地)の神が権力を握るという意味だよ」と昔師匠に教わりました。

  • 春は木の神
  • 夏は火の神
  • 秋は金の神
  • 冬は水の神
  • 土用は土の神

五行のエネルギーを持つ神様が、それぞれに牛耳る季節を仲良く決めたという事ですね。

という事は?

それぞれの神さまの持つ力が強力に働きます。

たとえば冬。
水の神様が担当されます。

土用は「土」の神がボス。

その元で「水」の神様が腕を振るうといったイメージですね。

ここに「年のエネルギー」が関係してきます。

2024年はすばらしい成長力を持つ龍の年。

陽の木の力を惜しげなく発揮してくれます。

ただちょい悲しいことに、2024年は土の氣が過剰で水の氣が不足しています。

冬土用の期間はまだ2023年のエネルギーを引っ張っていますので、土が過剰というエネルギーからは免れます。

この点では安心ですね。

 

土用期間中私たちの足元はどんな感じ?

たとえば建設現場を想像してみましょう。
建設現場では大きく地を掘り返す時期がありますよね。

地ならしをしてから、建設する建物のため、土台を固めます。

土用もこれと同じです。

地の神様が大々的に行う全国的な工事期間

目に見えない所がやっかいですが、こう考えるとなんとなく想像できるかしら?

地ならし中、足元は不安定です

想像してみて下さい。
今あなたが立つ足元は、あちこち盛り上がっていたり、そうかと思えば凹んでいたり。

立っているだけでも大変です。
ぐらつきますよね。

踏ん張りもきかないことでしょう。

土用期間中は大地のエネルギーはとても不安定です。これは私たちの気持ちにも影響します。目に見えてわからない分、気持ちに反映しやすいです。心がゆらぎ、人によっては健康状態にも影響が。

土用期間中の禁忌事項について


気持ちがぐらつきますから、迷いが生じやすく、判断力も低下する傾向にあります。

そんな時に人生に関わる決断をしたら?
後悔することも多そうです。

また、地の神さまが一生懸命耕してくれています。
邪魔をしないようにと、私たち人間が土を大きく掘り返す作業もやめましょうというわけです。

土用期間中に様々な制約「これはやってはいけないよ」という事があるのは、私たちの運気が良い方向へと流れるよう「これだけはやめておいた方がいいですよ」という、心優しいメッセージです

土用の禁忌事項についてなど、こちらの記事を参考にしてね。

土用期間中に引っ越ししても大丈夫?

もともと予定していたのであれば問題はありません。
引っ越し作業がスムーズでない。

小さなトラブルはあるかも知れませんが、気にするほどではないはずです。

大きな買い物や結婚のような人生を左右する決断をこの時期にするのはお勧めできません。

土用殺について

  • 春土用は「南東」
  • 夏土用は「南西」
  • 秋土用は「北西」
  • 冬土用は「北東」

季節ごとに神さまがいらっしゃる方位が決まっています。
その方位が土用殺という最も注意したい方位となります。

なぜ注意したいの?

「殺」という文字がついています。
これはもう「警告」ですね。

土を動かしたり、大きな音をたてるなどは控えた方が良いです。

即事故につながるわけではありません。
ただ気持ちが不安定になるなど、運に影響する事は間違いなさそうです。

実は何度か土用中のトラブルのご相談で、土用殺の方位を軽んじていたため、問題発生というケースをいくつか見てきました。
静かに保ちたい方位です。

冬土用の土用殺は北東となります。この方位で大きく土を掘り返すことは最も避けたいところです。土用殺の方位は最も影響を受けます。

土用殺方位への移動(旅行)は危険?

気学の先生方でも見解は分かれるところのよう。
気になる方はお出かけになるのは避けた方がよいかもしれませんね。

ちなみに私はあまり気にしません。
土用殺方位へ旅行に出かけた事もありますが、問題はありませんでした。

大切なのは自分が「安心」できることです。

間日とは?土用お休み日です!


長い土用期間の間で「ほっとひといきつける日」となります。
休息日ですね!

それぞれの土用担当に「寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、亥」の干支たちが配置しています。

  • 春土用担当:巳・牛・酉
  • 夏土用担当:卯・辰・申
  • 秋土用担当:未・酉・亥
  • 冬土用担当:寅・卯・巳

間日は土用中にやってはいけないことも「どうぞ」の日。
上手に利用し土用期間をトラブルなく乗り切りたいものです。

土用期間不運逃しのポイント


一人の時間。
一人の行動。(暗闇は避けてね)

人と関わるより、一人のほうが楽ちんな期間です。関わる時には「聞き手」「受け手」であること。トラブルを呼び込まないキーワードです。

さぁこの土用期間を上手に乗り切り、上手く活用。
思い切って断ち切り、運をスッキリ整えてまいりましょう!

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