「レイキで食べて行きたいです」どうしたいいですか?注意することはありますか?
連続してご質問を受けましたのでこちらでお答えしていこうと思います。
レイキについて詳しくは存じ上げておりませんが、私の施術スタイルと似ているように感じます。
手のひらからのエネルギーを送ることで、相手を癒やすようですね。
命あるもの、植物であれ動物であれ、すべてのものに「氣」があります。
「氣」は生きるためのすべてを動かすためのエネルギーです。
血液が巡るのも
体液が巡るのも
指が動くのも
すべて「氣」のおかげです。
氣は生命エネルギーそのものであると言われるのは、そこに理由があるんですね。
なかでも人間の場合には、手のひらにある氣の出入り口に大きな氣の排出場所があります。
手かざしで人を癒やす宗教が存在しているのは、この力を利用したものです。
ではその手のひらから出ている「氣」はどこのものでしょうか?
あなたがレイキの施術者だと仮定し、考えてみましょう。
あなたの手のひらから出ている「氣」はあなたの体の中のエネルギーです。
あなたが手をかざし相手を癒やしているまさにその時、あなたはあなたのエネルギーを相手に使っているのです。
今日のあなたは少し風邪気味で疲れています。
本来ならば自分自身の健康に使われるはずのエネルギーを相手に与えています。
終わったあと、あなたはどうなるのでしょうか?
しっかり何年も修行をすることで、自分ではない、周囲の氣を取り込み送ることができるようになるかも知れません。
ただしこれは相当難しい作業であり、1年や2年習ったからといって簡単にできるものではありません。
向き不向きもある。
プロとして活躍しつづける才能がある人は、ほんのひとにぎりだと思います。
師匠に言われたのは、100人の施術家希望者がいたとして、周囲の氣の取り込みと送る作業を同時に行うことができるようになるのは半分。
同時に抜くという作業ができるようになるのがさらにその半分。
その上で人を癒やし、治す力がある人は1人いるかどうかだそうです。
レイキも氣を操るため、同等ではないかと考えます。
送っているときの心地よさにだまされないで!
最初のうちによく陥ることなんですが、高揚感のような感覚を受けることがあります。
エネルギーを送る間、あなたの体の中はいつにはないスピードでエネルギーが巡っています。
一時的に血流が良くなります。
ここでもだいじなことがあるんです。
送る限界を理解し、途中で止めることはできるのか?です。
レイキのプロに直接お話を聞いたことがないのでわかりませんが、多分、氣は空気の中にもあるものだから、送ると同時に補給できるという解釈ではと。
もしくはレベルを上げて行くことで、そこまでコントロールできるとアドバイスされるのかもですね。
レイキも気功も「氣」を利用しているという部分では同じです。
確実に言えることは、人に与えながら、補うという作業は簡単ではないということです。
そして手のひらの氣の排出口は、入ってくる場所でもあるということも見逃せないポイントです。
与えながら、もらっている
あなたが手をかざしているまさにその時、相手からもエネルギーをもらっています。
これは良いことばかりではありません。
氣の交換には、危険が伴います。
相手の悪いエネルギーを吸収していることが多いからです。
2時間の邪氣取りの作業をしても、取り切れないということを何度も経験しました。
下す、吐く、発熱、悪寒、うつ。
お客様の施術前の状態そのままになることもしょっちゅうです。
長くなりましたがご質問への答えです。
- お相手の苦痛を受け取った場合に、逃す方法を知っていて、できること。
- お相手の苦痛を一時的に受け取ることもいとわないと宣言できること。
- 常に自分の体と心のケアを怠らないことを自分に約束できること。
この3つに即「YES」ならばやってみるのもありかも知れません。
ただ、私としてはおすすめはせずにおきます。
また、施術の腕と食べていけるかどうかは違うため、お客様をどうやって集めて行くのか戦略を練る必要があります。
できることなら、自分と血のつながりのある家族のために学びを活かしてくださることを願います。
レイキであれ、気功であれ施術側として活動するのであれば命がけであることを理解した上で、決して簡単に選択しないで欲しいと願うばかりです。
覚悟の上で始めるのであれば、氣を抜く(受けた邪氣を抜く)ことと、霊的に受けてしまったときの対処法をしっかり取得してから行ってくださいね。
おかあさんはなんら修行をしなくても、子供を癒やす力を持っています。ぜひたくさん触れて、子供を癒やしてあげてくださいね。